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詳しくはこちらのページより(外部サイト"Makuake"にアクセスします。10月13日より公開されます。)
新潟の砂地が育む秋の恵み
全国で5番目の面積を持つ新潟県。外の方から見ますと「田んぼの広がる平野」と「豪雪の降る山間部」のイメージが強いかも知れません。
山から海に向けての標高差、信濃川をはじめとする大小様々な規模の河川、そんな影響も受けて、実に多様な気候・地形・土壌を有する地域でもあります。
越後平野の沿岸部には河川の運んだ砂が堆積して形成された砂丘が広がっています。南北約70kmにかけて伸びる砂丘地形は、あの鳥取砂丘を遥かに上回る日本一の規模なのだそう。そんな海に近い砂丘地がさつまいも作りの舞台です。(砂の地面がむき出しになっているわけではなく、防風林や宅地開発も進んでいるため、ぱっと見て砂丘であるとは分かりにくいですが・・)
とりわけ新潟市の西部、海岸近くに広がる砂丘地域は現代に至るまで農業の盛んな地域でもあります。稲作をする場合とは土壌の条件も異なりますので、砂地に適した作物(スイカ、大根、葉タバコなど)が栽培されてきました。
しかしタバコ産業の衰退によって葉タバコの需要が激減。転換作物の調査が行われ、「さつまいも」の栽培に適した環境であることが分かりました。
砂丘地の特徴である水はけの良さ、日本海から吹き込む潮風、雨の少ない夏の気候、そのような環境が揃う土地における栽培。また生産者もこの品質を維持増進するために、土壌の改善や栽培技術の向上に取り組み、新潟のさつまいもとしてのブランド化を推し進めてきました。
取り組みが始まったのは2010年頃以降の出来事ですので、比較的新しい名産品と言えるかもしれません。
いもジェンヌ
この地域で栽培されたさつまいもは「いもジェンヌ」と呼称されていますが、これは特定の品種名を指す言葉ではありません。品種としては「べにはるか」と呼ばれるもので、比較的糖度が高くしっとりした食感が特徴的な種類です。
収穫後に温湿度を管理された貯蔵庫で1か月ほど寝かせ、追熟により十分に甘みが増した頃に出荷されます。
生産者組合において、苗・土壌・栽培・収穫・追熟 など各段階にルールを取り決め、高水準な品質のさつまいものみを流通するような努力が行われています。
糀・焼き芋
そんな新潟のブランドさつまいも「いもジェンヌ」をブレンドして開発したのが本品です。
生のさつまいもではなく、まず「焼き芋」にしたものを材料に使うことで、いもジェンヌの濃厚な甘さを最大限引き出すことができました。
甘酒自体がもともと、米由来の甘みを豊富に持つ飲料ですが、これに負けず劣らずのまったりした甘さ、そしてさつまいもに特有の風味をお楽しみいただけます。
商品のご注文はこちらのページから
※10月31日よりご注文受付を開始します
<出典>いもジェンヌ農商工連携協議会HP
新潟の名刺代わりにこの一本
本品は、2022年から当店で取り組んでいる(ゆる)プロジェクト、「新潟名刺シリーズ」の4品目めになります。(1品目めの「糀・ルレクチェ」についてはこちらのページで、2品目めの「糀・越後姫」についてはこちらのページで、3品目めの「糀・茶豆」についてはこちらのページで、それぞれ紹介しています。)
新潟の自慢の逸品を、甘酒の力で県外の皆様にお届けしようといったコンセプトをもとに始まった取り組み。おかげさまで継続的なものになり、四季の新潟甘酒が完成しました。
「米どころ新潟」として広く全国の方に知られていると思いますが、逆に「米以外の新潟県の産品(農作物)は知ってる?」と聞かれるとどんなものが思い浮かぶでしょうか。3つでも思いつけば新潟通と言うことが出来そうです。四季折々に野菜や果物の生産量も多く、食卓に彩りを与えてくれるものの、県外にまで広く知れ渡っているブランド作物は実は少ない、というのが現状です。
私どもの扱う糀の甘酒は、様々な素材との相性がよく、その味わいを引き立ててくれる特徴があります。
甘酒を通じて、全国の皆様に新潟の自慢の品を知っていただくきっかけになれば。そのような想いから始まった取り組みです。まずは一年かけて4品目が完成したところですが、以後の展開についても少し考えましてご案内します。