【米糀甘酒の作り方】
糀甘酒がどのように作られるのかはご存知でしょうか。
何となく「米と糀を混ぜるんでしょ・・?」くらいの知識をお持ちなら十分だと思いますが、もう少し詳しい工程をご説明します。
大きく2つの製造工程によって作られます。1つ目が米糀の仕込み、2つ目がお米の糖化です。
工程その1:米糀の仕込み
①蒸したお米(炊き立てのご飯を想像してください)にこうじ菌をまぶす
こうじ菌はお米の栄養分を食べながらどんどん増殖していきます。
②「米糀」をつくる
適切に温度と湿度を管理して二晩ほど世話をしてあげますと、米粒の表面をびっしりとこうじ菌が覆い、白くフワフワした見た目になります。この状態のものを「米糀」と呼びます。
こうじ菌の増える過程で、様々な副産物を生成しています。
私たち人間がご飯を食べてウンチをするように、こうじ菌も栄養を摂取する一方排泄する成分もあるのです。
工程その2:お米の糖化
①蒸したお米に米糀を混ぜ込む
再び蒸したお米を用意し、今度はこうじ菌をまぶさずにそのまま米糀を混ぜこんでいきます。
②適温で数時間から一晩寝かせる
こうすることで、豊かな甘みが生まれます。
③水を加え、甘酒の完成!
一晩寝かせた状態の②のままだと糖度が高すぎるため、水を加えて飲みやすく調節します。
自家製甘酒を作る場合、工程その1からやるのはかなり手間がかかります。米糀は味噌屋さんや酒屋さんが販売していることも多いため、それを調達して工程その2だけで作るのがおすすめです。