糀甘酒と酒粕甘酒との違いとは? 栄養・味わい、製造方法を比較

糀甘酒と酒粕甘酒との違いとは?栄養・味わい・製法を比較

「甘酒」には、実は大きく分けて米糀甘酒と酒粕甘酒の2種類があります。
一見すると同じ“甘酒”でも、原料や製法、味わい、体への働きは大きく異なります。
その違いを正確に説明できる方は、意外と少ないのではないでしょうか。


甘酒は大きく分けて2種類ある

まず押さえておきたいのは、
甘酒には大きく分けて次の2種類があるということです。

・糀甘酒:米と米糀を発酵させたもの

・酒粕甘酒:日本酒の副産物である酒粕を使ったもの

「どちらが良い・悪い」ではなく、
役割と性質がまったく違う飲み物だという点が重要です。


【製法の違い】発酵の仕組みがまったく違う

糀甘酒|糖化発酵による栄養を作り出す甘酒

糀甘酒は、米に麹菌を植え付けた「米糀」と炊いたご飯を混ぜ、一定の温度で保温することで作られます。
すると、米糀に含まれる酵素(アミラーゼなど)が働き、

・米のでんぷん → ブドウ糖

・たんぱく質 → アミノ酸

へと分解される「糖化」という発酵工程を経ています。

この過程ではアルコールを発生させる化学反応は起こらない為、

妊娠中の方やお子様まで安心して飲むことができます。


酒粕甘酒|日本酒造りから生まれる素材を使用

酒粕とは、米に麹菌と酵母菌を加えて発酵させたもろみから日本酒を絞った後に残る白色の固形物で、若干のアルコール分を含んでいます。

そこに水や砂糖を加えてときのばして製造します。

その為自宅でも酒粕があれば簡単に作る事が出来ます。


【栄養の違い】含まれる成分が異なる

糀甘酒の栄養的特徴

・ブドウ糖(即エネルギー源)

・必須アミノ酸

・ビタミンB群

・オリゴ糖

・発酵由来の代謝サポート成分

「体に入ってすぐ使える栄養」が多く、消化吸収に優れています。

アミノ酸は体内で素早く吸収されやすく、運動後の栄養補給にも適した食品成分です。

ブドウ糖は素早く吸収される即効性のあるエネルギー源で、

運動後に摂取すると、筋肉の疲労回復効果が期待でき、

脳のエネルギー源でもあるため、作業中の集中力や記憶力の維持をサポートします。


酒粕甘酒の栄養的特徴

・たんぱく質

・食物繊維(レジスタントプロテイン)

・ビタミンB群

・ミネラル

酒粕甘酒には、たんぱく質が豊富に含まれている事が特徴です。

また、酒粕には脂質を吸着して体外への排出を助けるレジスタントプロテインが含まれています。
これは食物繊維のような働きを持つたんぱく質で、胆汁酸を吸着し排出を促します。

胆汁酸が排出されると、新たな胆汁酸の生成が進み、
その過程で体内の余分なコレステロールの消費につながると考えられています。


【味わいの違い】甘みや風味の違い

糀甘酒の味わい

・米由来のやさしい甘さ

・まろやかで後味が軽い

・クセがなく冷やしても温めても飲みやすい

甘さの正体はブドウ糖です

砂糖のようなくっきりとした甘さではなく、

お米由来の後味すっきりとした優しい甘みが特徴です。


酒粕甘酒の味わい

  • 日本酒由来の旨み成分(アミノ酸)によるコクの深さ

  • 砂糖由来のくっきりキレのある甘さ

  • 酒粕特有の芳醇な香りで温める事で風味が引き立つ

日本酒由来のうまみ成分により、コクのある酒粕特有の香りを感じられます。


 

糀甘酒と酒粕甘酒の比較表

比較項目 糀甘酒 酒粕甘酒
原料 米・米糀 酒粕・砂糖・水
製法 糖化発酵(酵素の働き) 酒粕を溶かして調整
アルコール 含まれない(0%) 微量含まれる場合あり
主な栄養 ブドウ糖・アミノ酸・ビタミンB群・オリゴ糖 たんぱく質・食物繊維・ビタミンB群・ミネラル
甘み 発酵由来のやさしい甘み 砂糖由来のくっきりした甘み
味わい まろやか・後味すっきり コクがあり酒粕特有の香り



大きく異なる二つの甘酒

糀甘酒と酒粕甘酒は、同じ「甘酒」という名前を持ちながら、
原料・製法・栄養・味わいも大きく異なる飲み物です。

糀甘酒は、米糀の酵素による糖化発酵によって、
体に吸収されやすい栄養が自然に生み出された、日常的に取り入れやすい発酵飲料です。

一方、酒粕甘酒は、日本酒造りの副産物である酒粕を活かした甘酒で、
コクや香りを楽しみながら、たんぱく質や食物繊維を補える点が特徴です。

どちらが優れているかではなく、
目的やライフスタイル、飲むシーンに応じて選ぶことが大切だと言えるでしょう。

 

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